ご挨拶
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2016年度には、これまでに引き続き、多くの方々のご尽力により、すべての事業が成功裏に終わりましたこと心より感謝申し上げます。
さて、2017年度はスローガンを「想像から始まる創造~未来(あした)を変えるのは俺達だ~」と掲げ、運動を展開してまいります。
人口減少、少子高齢化、雇用問題、人口流出、教育問題、観光客の伸び悩み、全国的に地方が抱えている問題を、我がまち防府も同様に抱えています。しかし、今のまちの状況はそんなに悪いのでしょうか。私はそうは思いません。昔も今も、我がまち防府市は誇るべき私達の故郷です。
しかし、長い年月の中で変わってしまったものがあるとするなら、それは人の心だと考えます。古くから日本人が日本人としてもっていた「大切なもの」である「相手を慮る心」、「集団における秩序や調和を重んじる心」、「和の心」、これらが薄れてきました。その結果、利己主義が蔓延し、多くの問題の原因となっています。
今こそ、私達青年が大きな声を上げ「大切なもの」を取り戻さなければなりません。責任世代として、未来(あした)を変えるのは俺達であるという当事者意識を持って、邁進してまいります。
今年度も、まちづくり事業、青少年事業を今まで以上に多くの市民の皆様とともに実施してまいりたいと考えておりますので、ご支援とご協力を賜りますことをお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
公益社団法人 防府青年会議所
第58代理事長  梅本 洋平



2017年度
 公益社団法人 防府青年会議所 理事長
梅本 洋平

略歴
配属役職
2012年入会 会員交流委員会委員
2013年地域文化委員会幹事
2013年公益社団法人 日本青年会議所
未来の企業創造委員会
委員
2014年JC運動伝播委員会委員長
2014年公益社団法人 防府青年会議所
55周年実行委員会
委員
2015年専務室専務
2016年会員交流委員会
JC運動推進委員会
副理事長
2016年公益社団法人 日本青年会議所
日本の教育委員会
委員
2017年公益社団法人 防府青年会議所第58代理事長



 理事長所信

スローガン:想像から始まる創造 ~未来を変えるのは俺達だ~

基本理念
・地域に貢献できる人材の育成
・愛郷愛国心の醸成
・インターミディアリー構想の推進
・未来を見据えた会員拡大活動の推進


■はじめに
人口減少,少子高齢化,雇用問題,人口流出,教育問題,観光客の伸び悩み,全国的に地方が抱えている問題を,我がまち防府も同様に抱えている。たくさんの問題が叫ばれる中で,地方は今にも消滅してしまいそうな錯覚に陥ってしまう。しかし,今のまちの状況はそんなに悪いのか。私はそうは思わない。昔も今も,我がまち防府市は誇るべき私達の故郷である。
 しかし,長い年月の中で変わってしまったものがある。それは人の心である。戦後,世界に誇るべき高度経済成長を遂げつつも,バブル経済や失われた20年を経て,短絡的で物質的な豊かさをいたずらに追い求めてしまった代償として,私達が守るべき「大切なもの」は薄れていってしまったと私は感じる。古くから日本人が日本人としてもっていた「相手を慮る心」,島国ならではの「個人を重視するのではなく集団における秩序や調和を重んじる心」,また礼儀を重んじる「和の心」。高度に成長した情報ツールにより,これらが失われた結果が現在の利己主義であり,この利己主義が多くの問題の原因となっていると私は考える。
 青年会議所は運動体である。運動とは人の心を動かすことである。今こそ,私達青年が大きな声を上げ「大切なもの」を取り戻さなければならない。責任世代として,未来を変えるのは俺達であるという当事者意識を持って共に邁進しよう。

■想像から始めよう
 1903年,鳥のように空を飛んでみたいという人類の想いを背に,ライト兄弟は飛行機による有人動力飛行に成功した。子どものときに観たSF映画での出来事が,今,私達の周りで当たり前のような現実となっている。人々が想像し,強く願った想いは,長い年月を経て必ず達成されてきたことは歴史を見れば明らかである。逆を言うのであれば,想像すらしていないことは,達成されないと言い換えることができるかもしれない。まずは想像する事から始めよう。10年後の自分,10年後の家族,10年後の故郷。想像することから全てが始まる。こうありたいという想いは,計画を生み,実行を生み,必ず成功へと導かれる。
■地域に貢献できる人材を創造する
 私達は,まちづくりを通してひとづくりを行う団体である。JCIの目的である恒久的な世界平和の実現に貢献することのできる,メッセージを発信する人材を育成することが私達の使命である。
「世界」とは,世界中という意味ではなく「自分の住む世界」であると私は考える。日本かもしれないし,山口県かもしれない。防府市かもしれないし,ある業界かもしれない。その世界の広さは関係ない。私達は,自分の住む世界の平和に貢献するメッセージを発信できる人材にならなくてはならない。
 「平和」とはなにか。自分の良心に照らし合わせたときに「こうあるべきだ」と自分が考えるもの。それが自分の考える平和である。しかし,これは一歩間違えれば自分本位のものになってしまう可能性もある。だから,私達はその世界の「リーダーとしての視点」でメッセージを発信できるよう,修練を行わなければならない。

昔から,そして今も,諸先輩方によって世界の平和に貢献するメッセージの発信は行われている。そして近い将来,私達の手によってこれは行われていかなければならない。
未来の世界を変えるのは私達に他ならないのである。

では,その未来のために,私達は今,何を行わなければならないのか。
私達には共通したMissionが与えられている。

JCI Mission
To provide development opportunities
That empower young people to create positive change

私達に与えられたミッションは,自分が成長することでも自分が修練をすることでもない。青年が「ポジティブチェンジ」することのできる機会を提供することである。この機会を,会員が相互に創造していく,この連鎖が「JCの修練」であると私は考える。
私達の目的達成のための手法は,すべてここに詰まっている。すべての活動,事業において,この機会を創出することを常に念頭に置かなければならない。この繰り返しが,必ず地域に貢献できる人材の創造へと繋がる。

■愛郷愛国心の醸成
私達は,なぜこの土地の上で生活することができるのだろう。それは50年前,100年前,もっともっと昔からこの土地に住む人たちが,次の世代,次の世代へと,より良いこのまちを繋いできてくれたからである。まずは,このことに感謝をしなければならない。地球の先人に,日本の先人に,地域の先人に。では,今のこのまちを次の世代へと繋いでいくのはだれの役目なのか。私達に他ならない。だから,私達は責任世代と呼ばれているのである。
私たち民間団体にできるまちづくりとはなにか。大きくは「経済やまちの活性化を目的とした事業」と「市民意識の高揚を目的とした事業」に分かれるであろう。運動体である私たち青年会議所が行わなければならない事業は後者である。まちづくり事業であっても「運動=心の育成」から離れてはならない。
私達の大きな指針となるものは,20周年時に打ち出された「LOVE防府運動」である。防府のまちを知って,好きになって,一緒に考える。これは,一言で言えば愛郷心の醸成である。個人主義と言われるこの時代に「自分はまちの一員である」「次の世代へと繋げていくのは自分たちである」という当事者意識を呼び覚ますことが,私たち青年会議所が行わなければならない運動であると私は考える。
 また,このまちに対する想いは,我が国日本に対しても同じである。戦後のウォーギルトインフォメーションプログラムや自国の歴史を学ばない教育などによって,愛郷心は素晴らしいと思えるのに,愛国心と聞くと眉をひそめる人種に私達はなってしまった。しかし,生まれ育った土地を愛する気持ちに「まち」も「国」も違いはない。先人に感謝をする,自国を誇りに思う,そのような当たり前の「日本人としての心」の育成を行い,古くから日本人が大切にしてきた「和の心」を伝えていくのも運動体である青年会議所の責務である。


■次の世代を創造する
未来のまちを想像したとき,豊かなまちを想像するのであれば,未来のために今,種を植えなければならない。10年後にこのまちを支える青年を創造すること,すなわち青少年の育成である。
私達は,未来を生きる青少年に何を伝えていかなければならないのか。私は「道徳心」であると考える。生活スタイルの欧米化,コミュニケーションツールの発達により,日本人が日本人として昔から持っていた道徳心,日本人としての美学が薄れてしまった。なにが善でなにが悪なのか。なにが美しくてなにが醜いのか。その境目があいまいになっているのであれば,それは私たち大人の責任である。平成27年の教育法一部改正により,道徳の重要さが再認識された。しかし,この問題は教育現場だけでなく,地域が一体となって取り組まなければならない課題であると私は考える。

礼,節,義,誠,情,粋・・・
「日本人の美しい心」

日本人としてのアイデンティティを確立することが,他国との違いを認識し尊重する事に繋がり,ひいては日本人としての誇りを持つことに繋がる。私達は責任世代として「大切なもの」を子どもたちに伝えていかなければならない。そうすることが将来,主体的に国や地域を支えていく青年へと成長することのできる礎となると確信する。

■60周年に向かって
アクティブシチズンを創造し,市民・行政・企業・他団体を繋げる懸け橋となる「インターミディアリー構想」を50周年時に打ち出した。50周年運動指針「防府Evolution」である。以来7年かけて,防府JCは模索と挑戦を繰り返してきた。現在,形になっているもの,それは「防府JCコラボ会員」と「防府G級フェスティバル」である。
 アクティブシチズンの創造として発足した「防府JCコラボ会員」は現在会員数20数名。60周年を迎えても終わることはないが,60周年までに,この10年間の運動の結論を出さなければならない。60周年まであと2年となった今年,行わなければならないことは,今までの7年を検証し,この構想の着地点を示すことである。本年度はその特務機関として「未来のまち創造会議」を設置した。60周年運動指針に影響を与えることのできる検証を,1年かけて行っていく。

■未来の組織を創造する
全国的なJC会員の減少も,団塊ジュニアの卒会時期を終え,下げ止まりが見えてきた。防府JCにおいても同じ傾向にあるが,近年の会員減少,会員拡大の連続により半分以上の会員が入れ替わった。これは,新しい組織を創造する大きなチャンスであるとともに,組織としての「大切なもの」を失ってしまう危機でもある。変わっていくことを恐れる必要は全くないが,私達に課せられた責務を忘れてはならない。それは,「リーダーの育成」である。防府JCの大切なものが失われてしまう可能性もある状況の中で,私達に課せられた責務を常に声に出していかなければならない。
10年後,防府JCはどんな組織でありたいのか。そのために,今,何を考え,どのような行動をしていくのか。10年後を創造するのは,今,この一瞬の積み重ねである。

昔も,今も,10年後も,地域に求められる誇りある防府青年会議所でありたいと私は強く願う。

JCしかない時代からJCもある時代。
しかしそれは時代が決める事なのか。
それは周りが決める事なのか。
JCにしかできない運動を創造し,展開をするのは私達に他ならない。

未来を変えるのは俺達だ!


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