ご挨拶

防府青年会議所は今年度、創立62周年を迎えます。昨年度は新型コロナウィルスが世界規模で蔓延し、この未曾有のパンデミックは今までの生活や社会を一変させ、今もなお甚大な影響を与えています。終わりの見えないウィルスとの闘いに対し、医療の最前線でご尽力いただいておられます医療関係者の全ての方に感謝と敬意を申し上げます。
さて、新型コロナウィルスの闘いから、2021年度はWithコロナ時代からAfterコロナ時代に世界は大きく変貌を遂げることでしょう。私たち防府青年会議所も社会の変化とともに、組織や事業の在り方を見つめなおして参ります。しかし、今も昔も変わらない「地域から必要とされる団体」であり続けるために、2021年度はスローガンを「前へ ~未来をつくるために~」と掲げ、時代の流れを敏感に察知し明るい豊かな社会をつくるために歩を前へ進めて参ります。
今後とも変わらぬご支援賜ります様お願い申し上げます。
公益社団法人防府青年会議所
第62代理事長 温品 義仁
公益社団法人防府青年会議所
第62代理事長
温品 義仁

略歴

年度配属役職
2011年度公益社団法人防府青年会議所入会
山口ブロック協議会セクレタリー
2012年度中国地区協議会
エネルギー政策委員会
委員
2013年度公益社団法人防府青年会議所
会員指導力委員会
副委員長
山口ブロック協議会地域ネットワーク確立委員会委員
2014年度山口ブロック協議会山口の経済復興創造委員会幹事
2015年度公益社団法人防府青年会議所
会員拡大委員会
副委員長
山口ブロック球技大会実行委員会委員長
2016年度山口ブロック協議会会長補佐
日本青年会議所 次世代アントレプレナー委員会委員
2017年度公益社団法人防府青年会議所
青少年開発委員会
委員長
2018年度公益社団法人防府青年会議所
専務理事
2019年度公益社団法人防府青年会議所
副理事長
2020年度公益社団法人防府青年会議所副理事長
山口ブロック協議会運営専務

理事長所信


スローガン:前へ ~未来をつくるために~

基本方針
・社会に必要とされるJAYCEEの育成
・時代に即した組織改革の推進
・RESILIENCE防府の展開
■はじめに
2020年、新型コロナウイルスによって世界は大きく変貌を遂げることとなった。この未曾有のパンデミックは今までの生活や社会を一変させ、新たなかたちを人類へ迫ることとなり、今もなお甚大な影響を与えている。また、経済面では長引く自粛要請などによって、先行き不透明な状況が続いており、多くの企業が苦境に立たされている。この国難のなか、青年会議所も社会の変化とともに、組織の在り方について改めて考えていかなければならない。しかし、決して悲観的に捉えるのではなく、青年会議所がさらに進化をしていく絶好の機会であることを忘れてはならない。人は変化を恐れる生き物だが、決して変化を恐れ続けてきたわけではなく、変化の先に希望を見出し、挑戦してきたからこそ、現代まで社会を発展させ続けてきたのである。だからこそ、今一度我々も組織を見つめ直し、更なる高みを求めて挑戦していかなければならない。その先には必ず、若さと情熱溢れるJAYCEEによって築きあげられた、持続可能な社会が待っているはずである。この閉塞感漂う社会を切り開き、市民に希望を与えていこう。それは今も昔も変わることのない、「新日本の再建は我々青年の仕事である」という信念が我々にはあるからである。その誇りを胸に、前へ歩みを進めていこう。強くしなやかな防府の未来をつくるために。
■時代に即した組織への挑戦
今、防府青年会議所の組織運営は果たして時代に即したものと言えるのであろうか。社会全体でニューノーマルといった新しい考え方や様式が求められているなか、防府青年会議所も新たな組織運営を模索していかなければならない。修練・奉仕・友情の三信条こそ、青年会議所が青年会議所たる所以ではあるが、自発的に会員が取り組むことによってはじめて、成長の二文字がもたらされるのである。だからこそ、会員一人ひとりが自身の成長のビジョンを描くことができるように、常に組織を改革していかなければならない。その結果、組織の輝かしい未来へとつながっていくと確信している。しかし、決して忘れてはならないことは、防府青年会議所は青年に成長の機会を与え得る組織としてあり続けなければならないということである。つまり、会員の成長を置き去りにして、組織改革は成しえないと言うことであり、防府青年会議所がこれからも多くのリーダーを輩出していくために守り続けていかなければならない伝統である。このことを忘れず、誰ひとり取り残さない組織へと進化していこう。今もこれからも青年に成長の機会をもたらす唯一無二の組織であり続けるために。
■強く生き抜く人財の育成
ダイバーシティと言われる現代、私たち大人は日本がどのような国家であるかと問いかけられた際に何と答えるだろうか。和の国やおもてなしの心と言った、世間で耳にする言葉が頭に浮かんでくるのではないだろうか。しかし、その言葉の奥に秘められた、国家の歴史や文化を伝えることができるだろうか。SNS等を通じて簡単に世界中の誰とでもつながることのできる社会となり、また年々増加する外国人実習生や外国人観光客によって、一昔前では考えられないほど国際交流の機会が日常に溢れている。しかし、SNSでつながることや日常会話を交わすだけでは、SDGsの掲げる持続可能な社会の実現はまだまだむずかしい。なぜなら、今、世界で起こっている様々な諸問題に各国の国民が当事者意識をもち、意見や考えを交わし合うことが求められているからである。だからこそ、未来を担う青少年に、まずは自国についての自分自身の考えや意見、つまり国家観を育まなければならない。そうすることで、将来、自国を愛し他国を尊重することができる、グローバル社会の中で強く生き抜いていく人財へと成長を遂げるはずである。今一度、小さな島国だからこそ大切にしてきた他を慮る心、お互い様といった日本の美しさを伝えていこう。
■一人ひとりが防府の主役
防府のまちの好きなところはと問いかけられた際に、頭の中には何が浮かんでくるだろうか。家族、友人、文化財といったかたちあるものと、好きという気持ちが重なり合うたくさんの情景が浮かんでくるはずである。では、今後防府のまちはどうしていかなければならないかと問いかけられた際に、頭の中には何が浮かんでくるだろうか。定住人口の増加、少子高齢化対策、企業誘致、観光産業の促進など、全国的に地方都市が取り組んでいかなければならない様々な課題が浮かんでくるのではないだろうか。その答えはどれも正解であり、防府のまちにとって大切な宝である。まちづくりは行政だけではなく、市民一人ひとりが参画し、お互いの意見を交わし合うことが重要であり、その積み重ねが幸せます溢れる防府のまちの実現へつながっていく。だからこそ、まずは自分もこのまちをかたちづくっている主役であるという当事者意識をもつことからはじめてみよう。そして、防府のまちの未来を描いてみよう。防府のまちを愛する一人ひとりのCivic Prideが、かけがえのないまちの財産となり、明るい豊かなまちの実現につながっていくのだから。
■未来へ向かって
防府青年会議所は1999年をピークに会員数の減少が続いてきたが、近年では会員数の減少に歯止めがかかり増加傾向にある。なぜなら、女性会員や多様な職業の会員が増加してきており、このことが大きな要因となっていることは言うまでもない。一昔前では、男性経営者が会員の大半を占めていたが、現在の会員の性別や役職を数値化した際に決してそうではないことがわかる。その結果、女性ならではのきめ細やかな視点や、多様な役職の会員が集うことで生み出される斬新なアイディアによって、組織に新しい風が吹き続けている。このことは、誰もが活躍し、成長ができる組織へと近づいている間違いのない証であり、防府青年会議所も時代とともに進化を遂げてきているという大きな自信である。しかし、人口1万人当たりの会員数の全国平均を考慮すると、まだまだ会員数を増やしていかなければならない。なぜなら、JC運動を伝播していくために会員拡大は必要不可欠だからである。そのために、まず会員一人ひとりがこの組織で得られた経験や財産を、胸を張って伝えていこう。我々は、この組織で得た経験を未来のJAYCEEへ引き継いでいく責務があるのだから。未来へ向かって会員拡大を推し進めよう。防府青年会議所は防府のまちに必要不可欠な組織なのだから。
■ステークホルダーとのつながり
防府のまちをより良くするために活動を展開している団体は数多く存在するが、それぞれがどのような理念のもと活動しているのかをお互いにどこまで知っているだろうか。SDGsのゴール17にもあるように、さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略をもとにした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップが求められている。なぜなら、お互いの長所を生かすことで、一つの団体だけではできなかった新しい活動が展開されていき、持続可能な社会の実現へとつながっていくからである。だからこそ、せっかく防府のまちを想い、活動している団体が数多く存在するのであれば、共に手を携え、協力し合いながらまちづくりをしていこうではないか。そのために、まず我々が先頭に立ち、行政、企業、民間の全ての分野を繋ぐ原動力となって、より良い変化を生み出していこう。そうすることで、防府のまちに大きな輪が広がっていき、その広がりは無限の可能性をもたらしてくれるはずである。まずはお互いを知ろう、そしてそこから何ができるのかを考えていこう。
■おわりに
防府青年会議所は今まで61年の歴史を歩んできた。防府のまちのために行動を起こしてきた青年の足跡は、このまちの歴史の至るところに記されており、我々現役会員の誇りである。我々が幼かった頃、何気なく行っていた防府のお祭りや催しが諸先輩方の汗と涙によってつくられていたことに改めて感謝をし、その情熱を引き継いでいかなければならない。なぜなら、今は我々が未来を担う子供たちのため、そして防府のまちのために行動を起こしていく襷を託されているのだから。その使命を胸に、お互いに切磋琢磨し、社会に必要とされるJAYCEEとなるべく走り続けよう。未来にはかならず、今の自分よりも成長した自分が待っている。そして、大切なもののために防府のまちを強くしなやかなまちへとつくりあげていこう。だからこそ、どれだけの苦難が待ち構えようとも、くじけることなく力強く前へ。未来をつくるために。